2019年5月15日水曜日

『SEED 〜生命の糧〜』の試写会に行ってきました



種は命を未来に繋ぎ、繁栄をもたらすもの
 
大地に根を張り、大きく成長して花開き、実を結ぶ
命や、夢を実現する源のようなもの 
 
そんな種の94%20世紀に消滅してしまった

それは、命の多様性、可能性の多様性が失われたのと同じこと
 
想像以上に大きな影響が広がっていく
未来を左右するような大切なこと 
 
だけど多くの人がこのこと自体をまだ知らなかったり
知っていても何もできないでいたりする




この映画が素晴らしいと思ったのは
現実がどれほど残酷かを見せつけるだけのものではなく
 
事実を知る機会を与えた上で
ポジティブさや命の力強さ、愛おしむ心を感じられるような
 
まさに「種」の持つエネルギーがみなぎっているところ



こんなに大変なことになるんだぞ
と脅すようなやり方になってしまうのは
 
むしろ、種を汚染したり破壊したりしていっている
勢力のやり方と同じになってしまう
 

でなければならないと思う
 
命を育むチカラ


 
 
そして、具体的に
種を守る活動に参加できる方法を提示しているから
実際に行動を起こすことができる



個人的には、歌うことが好きなので
歌いながら種を取り出す作業をする女性や
歌いながら種を運んでいく子供達

歌を歌っているシーンがいくつか登場したのが
なぜか心に残っています



「自由に生きるためには、種を自由にしないと」
ーヴァンダナシヴァ



世界中の種の守り人が挑戦し、活動している
そんな生き生きと力強い存在の輝きに
思わず涙が滲んだりしました




自分だけが幸せでいることなんてできない

大地も水も空気も繋がっている
 
この美しい地球という星は
一続きに繋がっているのだから
 
どこかの誰かが間違ったことをしてしまっていても
私には関係ない、とは言っていられないのだ
 
 
きっと私たちは今
お互いに協力しあって
未来を創造してゆく時にあるのだろうと思う
 
 
これまでの好奇心や虚栄心、恐怖の裏返しだとか
とにかく目の前の一時的な喜びや安心のために
 
消費するばかりの生き方から
変化する時なのだろうと思う
 
 
 
ちょうど前回の投稿
『しあわせについて、豊かさについて、話をしよう』の感想でも
臼井さんの種バンクのことをなぜか紹介したくなって
 
そして繋がりあって
協力しあい、活かしあって夢を実現していこう
というようなことを書いていて
 
繋がっていたことにも気づきました
 
 
私は実は前の用事が予想以上に長引いてしまって
最初の230分ほど見逃してしまったのですが
 
最初の方が先住民の文化について
とても興味深い内容だったそうなので
もう一度見てみたいと思いました
 
 
先着30名と聞いていて
遅れてしまったから最初は諦めようと思ったけれど
ダメ元でとにかく行ってみてよかった
 
最後まで諦めない、という教訓のようにも感じた体験でもありました
 




 
映画「シード ~生命の糧~」
(原題 Seed: The Untold Story
製作年 2016 アメリカ
監督タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
出演:ヴァンダナ・シバ、ジェーン・グドール、他
配給 ユナイテッドピープル


野菜の種子が持つ多様性を探っていくドキュメンタリー。気候の変動や、多国籍企業による世界の種子市場独占などにより、20世紀だけで実に94%が消滅してしまった種子。遺伝子組換え作物が市場に登場したことから、農家が種子を保存し翌年にその種子を蒔くことが多くの国々で禁止されるようになった。「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民、北極圏に位置するスヴァーバル諸島で人類の終末に備えて最大300万種の貯蔵が可能な貯蔵庫への種子の保存といった種を守るために立ち上がった人たちや、バンダナ・シバ、ジェーン・グドールといった著名な活動家たちを追い、種子の多様性を守る方法を探っていく。



公式ホームページ
http://unitedpeople.jp/seed/

信一(文化人類学者)さん、堤未果(国際ジャーナリスト)さんらも
コメントを寄せておられます



518日は反モンサント世界同時アクションが行われるそう
東京のイベントページはこちら

2019年5月7日火曜日

ツナガル・ツタエル しあわせと豊かさのタネ


あっという間に1週間たってしまいましたが
平成最後の日は
『しあわせについて、豊かさについて、話をしよう vol.2
 with 堀田義樹&ぬん』に参加してきました


この会は「しあわせの経済フォーラム」に
キールタン(歌うヨガとも呼ばれるインドの賛美歌のようなもの)を
担当された堀田義樹さんと

ヨガや呼吸法、瞑想などを担当されたぬんさんが
 

『自分のためだけのヨガを超えて、社会や地球のためのヨガを広げていくこと。
ヨガの世界と、社会や環境活動の世界を融合していくこと。
ヨガが、これからの時代の変革に大きな役割を果たせると信じて』

とにかく何かやってみよう、と
手探りながらもはじめてくださったものです



私はこれからの時代は
何かこれまでの時代とは
全く違ったやり方でやっていくのがいいのではないかな、
と感じているので


このようにとにかくやってみて、会を重ねていきながら
みんなで良い方法を探していく
 
というのは
とても素晴らしいことだと感じています



前回の感想を
イベントページに参加者のみんなで書き込んだところ
それを読んで次回はぜひ参加したいと感じてくださった方も多く
https://www.facebook.com/events/757598881266066/


ゴールデンウィークで1品持ち寄りのドネーション制ということもあってか
前回の3倍くらいの参加者さんでした


 
この場に集まれるような仲間がいるということ
ただ、温かくて幸せだと感じられること
 
というのが一番大切なことだな、としみじみ感じました


こうして五感で感じあえる
美味しい愛を持ち寄って
 
お互いの思いや情報をシェアし合える場が
あるということ自体が本当にありがたい



 
今回のテーマは
『 伝える 』


人数が多かったけれど
義樹さんとぬんさんの導きで
全員の声を聞くことができました


私が最後にお話ししたのは
イベントなどは自分にとって何がしあわせなのか
豊かさなのか、気付くきっかけでもあると思うので
必要としている人に届くようにという思いを大切に
行動したい というようなことだったと思います
 
 
ぬんさんもイベントを紹介するときに
どんな想いでやろうとしているのかを書くことで
それに共感してくれる人が集まってくる
 
ということをおっしゃっていたと思うのですが
想い、というのがとても大切で

たぶんテクニックというのもあるのだろうけれど
何よりも
なぜ伝えたいのか、どんな人に伝えたいのか
そういったことが明確になっていれば
自然と伝わるものなのかもしれないと感じました



終了後にはぬんさんといろいろお話しして
人数が増えても対応していけるように

何か“ しくみ ”のようなものがあった方が
やりやすいのかな?ということも話しあったのですが

しくみ ”というのは
何かわかりやすいルールのような決まりごとである必要はなく
 
この会の発端となった想いや考えを
毎回会のはじまりに改めて紹介することと

(しあわせ・豊かさ というのは漠然としているので
何か考えるときに軸になるようなものがあるといいのかも)


瞑想とキールタンでみんなの意識をひとつにするところから
はじめること
 
以上のようなことでいいのではないかなと感じました。



初回の最初にぬんさんの瞑想があったことは
意識を内側に向けるという意味で
とても大切なことだったように感じました
 
 
人がたくさんいる場では
どうしても意識が外側に向いてしまいがちなので

自分が本当に伝えたいことに
フォーカスしやすい状態にするということです
  
 
義樹さんのキールタンもみんなの意識が一つに響きあうものだから
今度は最初にやるのもいいのではないかな

それともやっぱり最後にやったほうが感動して余韻を持ち帰れるのかな
 

きっと意識が一つになれば
今この場のみんなに必要な情報が何なのかが
自然とわかって

今、集まったメンバーで何について話し合うべきなのか
 
それぞれ自分の得意な部分や詳しく知っていることを
自然とシェアしあうことができるようになるのではないかな
 
と感じました
(それはこのあと紹介する学校のお話ともつながること、、)




私個人の気づきとしては

義樹さんからのシューマッハ・カレッジのお話や

教育理念が三愛精神(神・人・土を愛する精神)という
全寮制の愛農高校に通われている
女子高生のご参加と心を打つピュアな言葉
 
などから、学びの場について考えを巡らす機会となり



アナスタシアに出てくる
ロシアのシチェティーニン先生の森の学校のことを思い出しました
 
それはまさに私が理想だと思うような
実在する夢のような学校なんです



以下、アナスタシア第3巻 愛の空間 より

『 子供たち自身が自分たちの手で建物を建て、
キャンパスを創り、未来を創って歌を歌っていた。
ここでは10歳の少女が家を建て、素晴らしい絵を描き、
料理をし、舞踏会ダンスのステップも、ロシア武術の技能も身につけている。

彼らはこの学校で高校数学の全過程を一年で学び、三つの言語を同時に学ぶ。
天才児が集まっている訳ではなく、また、天才児を生み出そうとしているわけでもない。
 
この学校はただ、子供たちの内にすでにあるものを、
開花するままに任せているにすぎない。


ーこの学校で、どんな風に過ごしているのかを問われた少女の答えー

「私たちは毎晩、たき火の周りに集まって、
次の日のことをじっくり考えて型どります。
この家に現れるイメージについて考えるのです。」

ーあなたたちの中に責任者かリーダーはいますか?ー

「校長先生はいますが、大抵いつも、
ここで働いている私たちの共有する意識がリーダーになっています。
それを私たちはラヴァと呼んでいます。私たちの状態、イメージ、望みです。」

 
ー子供達の、授業のようで授業ではない、夢中に何かに集中している様子に
何が行われているのかを質問した時のシチェティーニン先生の答えー

「今ここでわれわれが見ているのは、つながる試みです。
つながることができれば、
子どもたちは高校数学の全過程を一年以内にマスターできるのです。
 
それは、そういう知識をもつ人々と繋がることができる生徒たちに起こります。
重要なのは、彼らの関係がいかに互いに開かれているかです。

彼らに備わっているフィールドの枠組みは、
お互いに情報をダウンロードできます。

〈 中略 〉

我々の先祖たちの記憶は、宇宙の構造と宇宙的次元での生き方を知っています。

問題を解く過程で基本的な知識が獲得されていきますが
実際に起こっているのは、忘れてしまった何かを思い出しているということなのです。

今、彼らは自分のために勉強しているのではありません。
これがとても重要な点です。

そうではなくて、彼らは自分たちが学んだ内容を、
他の人に伝えることに関心があるのです。

自分以外の人のために尽くすという動機が、大きな意味を持ちます。

彼らが何を学んでいるかといえば、
自分以外の人の魂や、熱望や、想いを理解することです。


『何かの為に』という動機が大きくなればなるほど、
知識の分野に置ける向上のプロセスはさらに成功に近づきます。

ここには『間違っている』というような言葉は存在しません。』

(本の紹介ここまで)


そこにいる全員の意識
そして先人の意識
宇宙全体の源の意識と
繋がることで

普通では考えられないような
超人的な力が開花するというようなことなのでしょうか
 
 
私は最近、このような意識の繋がりによる
情報交換というのは本当にあるように感じています
 
 

今回のテーマであった『伝える』ということも
実際に会って言葉を交わし合うことで
 
言葉以上にそれを大きく包括するような
そのひとの生き方であったり
持っているエネルギーを
より一層感じ合える貴重な機会なのだと思います。


お互いの得意なことやできることを伝え合い
協力しあい、活かしあって夢を実現していくということが

まさに しあわせで豊かな日々を実現するということなのではないかと
感じさせていただきました。



さて、今回ご紹介した『アナスタシア』は


ロシアで1千万部突破、20カ国で出版されている世界的ベストセラーで
現在、7巻まで日本語に翻訳されています

何度読んでも泣いてしまうお話などもたくさんで
何度も読み返している大好きな本です



シベリアの森の奥深く
社会から隔離された環境で育ちながらも
神様とお話するように暮らすことで
 
地球全体や宇宙全体を理解していて
本当に大切なことをたくさん思い出させてくれる本です

一人一人が、森のあるそれぞれの「祖国・一族の土地」を創れば
地球は楽園になる

そこに実る作物をいただいていれば
病気になることもない

愛と調和、平和な世界を実現できる
そういう意識へと導いて行ってくれます



アナスタシアジャパンの監修のおすすめで紹介されている
『パーマカルチャー事始め』という本の著者臼井健二さん

パーマカルチャー、ベジタリアン、自然農、自然食品といったようなことが
人々の意識に存在すらしていなかったような1979年。
自然共生型の宿をセルフビルドによって誕生させ
自然と寄り添った美しい暮らしを実践されている

まさにパーマカルチャーの先駆者

最初ちょっと音楽が大きくて聞き取りにくいのですが
分すぎからの種バンクのお話のところは特に
しあわせと豊かさの種だなと感じたのでここにご紹介しておきますね

シャンティクティ、
長年いつか行ってみたいなとぼんやり思い続けているだけじゃなくて、
実際に行動に移したいな


この記事も豊かさについて「つながり」こそが大事と
素晴らしいメッセージがたくさん詰まっています
【未来に伝えたい】古くて新しいサスティナブルライフ!臼井健二氏


アナスタシアのシチェティーニン先生の森の学校へは 
3年ほど前には日本からも訪問するツアーがあったみたいなのですが

ロシアの普通の公立の学校だというから本当に驚きです
空きが出るのを何千人も待機しているのだそうです

ドキュメンタリーDVDがあるそうなので見てみたいです。
上映会も実現できたらいいな



いろんな想いが膨らんだ
素晴らしいきっかけとなりました

本当にありがとうございました


また次回以降も楽しみにしています

(今回も参加者のみなさんが素敵な感想を書いてくださっているので
 イベントページをよかったらご覧になってくださいね
https://www.facebook.com/events/641439176295867/

2019年5月5日日曜日

愛の中に過ごした Kirtan Camp with 堀田義樹 2019




それはまるで、『私はこのような世界を望んでいるのです』
という想いを丸ごとみんなで実現したような3日間でした
 
27日から29日(オプションプログラムは前日の26日から)
生駒のクンダリーニヨガセンターにて主催させていただいた
堀田義樹さんのKirtan Camp

3回目となった今年は、前日から参加の少人数から
まずは“ とのチューニングを行なって
始めることができたということもあってか
 
初日からもうすでに最終日のように感動した
とみなさんに言っていただけるような機会となりました



 
愛とは、幸せとは、平和とは
漠然としていて言葉で表すのが難しい
 
だけどきっとKirtanという祈りの歌を歌うとき
それがいったい何なのか、
そしてどこにあるのかというのは
きっと一番大切なことなんじゃないかと思う
 

 
ご飯を担当してくださった
カヨちゃんが言ってくれたこと
 
平和ってなあに?って聞かれても
ほわっとしていて答えるのが難しい
 
だけどこの光景を思い出したら
こういうことだよって
言語化して説明してあげることができるような気がする
 
 
これを聞いた時
とてもとても嬉しかった
 
そんな風に言ってもらえる場創りに携われたこと
 
そしてそれを言ってくれたのが芸術的で
体がとても元気になる本当に素晴らしいお料理を
してくださる人だったということも



他の皆さんの感想も本当に素晴らしくて


ありのままでいいんだって安心して
素敵な時間をみんなで創れました
 
全てが「愛」の循環の中にいた

みんなが一つの生命体になったような時間
命を愛おしく抱きしめるような時間

愛の家族に帰ってきたと感じた
 
愛のパワー(それがキールタンで何より大切なこと)そして声というものの奥深さを心から感じた

これは一体なんだったんだろう、という
愛と幸福のような、それを超えた何かを感じた


思い出すだけでいつまでも泣けてくる





技術だけじゃなくて
キールタンの根底にある一番大切なことを教えて頂き、実感出来た

自分のことを批判しているのは、実は自分だけで
周りのみんなはむしろ応援してくれていたということに気づけた

メンタルな原因で出なくなっていた声が
最後にはとても気持ちよく出せるようになった


在り方や生き方をシェアして頂き、peacefulな状態を体感した


私が求めていた美しい世界ははるか遠い場所にあるのではなく
すぐ目の前に、そして私の中にあるということを改めて気づかせてもらいました。
.
私に出来ることは何なのかこれからゆっくりお返ししたい、
そしてこの気持ちを忘れずに過ごして行きたい


 




などなど他にもたくさん
感想としてみんなが伝えてくれたことは
 

私がそんな風に感じていただけるような場にしたい
と思っていたことがちゃんと実現されていたのだと
証明してくださるようだった
 


この合宿では主催者として
参加者の皆さんにとって居心地の良い場所であると共に
義樹さんにとってベストな状態で
皆さんにこれまで学んできたことを
シェアできるようにということを心がけていたのだけれど


私がインドで体感してシェアしたいって思っていたけれど
一体どうやったらそれができるのかわからなかったこと
 
 
至福を超えた何か
愛そのもの
ただシンプルな存在として今を感じると、
安心と幸せはいつもそこにあるということ
 
 
そういったことがなぜだかちゃんと
届いているのだと感じることがたくさんありました



きっとそれは
義樹さんが神様を通して私の願いを聞いてくださって
実現してくださったのかもしれないし
 
 
もしかしたら
みんなの中に眠ってしまっていただけで
ちょっとしたきっかけさえあれば
 
例えばこの合宿での
義樹さんの優しいヴォイスワークやキールタンで
開かれた状態、ありのままでいられる状態
ならば
 
簡単に思い出せることだったのかもしれない
 

 
最後の演奏が終わって
こういうことだよ “って
義樹さんに言ってもらって深くうなづいた
 
 
それは言葉ではとうてい表せない
私たちの集合意識の
純粋なきらめきの状態のことだったように思う



 
義樹さんが終了後にこんなに何度も何度も
ステージとハルモニウムに感謝を表しているのを
見るのは初めてで
 
 
今年もこの合宿を開催することができて本当に良かったなと
なんだか涙がこみ上げてきたりした

最後の演奏はそれぐらい本当に素晴らしかった

 
前日のみんなの演奏会もまた、本当に素晴らしくて
そのとき受け取ったものに対して、
義樹さんは全力でお返しをしてくださったのだと感じた

誰かが神様に捧げたものは
他のみんなが受け取ることができて
受け取った愛を一人一人の内側でさらに増幅させて
また神様に捧げて
 
そんな愛の循環が起こっているように感じた

 

 
みんなの演奏会は
まだまだ初心者の方も多い演奏会だったのにも関わらず
休憩無しに3時間
疲れるどころかますます元気をいただいたように感じた
 

一人一人本当に神様なのだな、と実感できるような
愛とか煌めく何かを感じ続けて


全員の演奏が終わった後、
義樹さんはまるでブッダのように静寂の中、
光を放つようにいつまでも余韻を味わい尽くして
瞑想するみたいに座っておられたので
 

私は思わず
最後を義樹さんにこんな風に締めくくっていただきたい
というのを自ら歌ったのでした
 
 
最後にみんなで唱えたOm Shantiは本当に
この響きが世界を平和にしているのだと確信できるようだった




瞬間瞬間
奇跡のような愛のきらめきに満ち溢れていた


思い返せば義樹さんは、出会った時からいつでも
特別な人にしかできないなんてことは絶対にない
自分もやろうと思えばできるのだということを
私に教えてくださっているように思う

この合宿の間にもそのようなお話もしてくださった
 



初日のオプションプログラムで
山道をハイキングしてお寺の跡地に行ったのだけれど
 
その道のりをおしゃべりせずに
それぞれ瞑想しながら歩いた
 
 
私はこの自然のすべて
葉っぱの一枚一枚
土の一粒一粒
空気
全部が愛だったんだ
と強く感じて

歩きながら号泣してしまった


 
その時頭の中で何度も
Moojiの『 Timeless love 』という言葉が
響いていた

Moojiとは、今年、私がインドでSatsangに参加してきた
近代における最大の覚者と言われているラマナマハルシや、パパジの弟子の
Advaita Vedanta(非二元主義、自己探求に基づく哲学)の教師》




その言葉の意味はそのまんま
時を超えた(永遠の)愛なのだと思っていたけれど
 
 
この時、宇宙の全てが愛だったのだと全身で感じたことで
やっと本当の意味がわかったように思う



合宿終了直後に取り急ぎ
みんなの集合写真をアップしたくて
 
さらりと出てくる言葉を綴ったら


たとえこの肉体を離れても
この愛はもう見失わない
 
だった


これ以上
何も求めるものなんかないと思った。。。



ゴールを体感したならば
自然と一瞬一瞬の選択が迷いなく決まってゆく
 
 
きっとこの体験が奇跡なんかじゃなくて
日常になる時が来ると信じている





終了後、みんなを見送ってスタッフで反省会というか振り返りをしてから
ひとりで京都へと帰る途中
 
慣れない近鉄電車の乗り継ぎがどうしても間違えてしまって
なかなか帰れなかった 
 

普段は電車の乗り継ぎを間違えるということがあまりない私は
荷物が多くて普通に乗り継ぐだけでもたいへんだったということもあって
 
(前後にバックパックとカートでハルモニウムを引っ張って
まるで荷物が歩いてるみたいな状態 笑)
  
 
最後には駅員さんに
何回乗り換えても京都に帰れないんです、と
泣きながら訴えてしまった
 

駅員さんはとてもとても優しくて
「大丈夫ですよ、僕でもたまにぼーっとしてたら間違えるんです
 この駅の構造がややこしくなってるんです」と言って
 
私がちゃんと京都行きの電車に乗り込むまで付き添ってくださって
次の乗換駅でもそこの駅員さんに案内してもらえるように
連絡をしてくださった
 
 
この時、私はどこか
キールタンとかヨガとか自然な暮らしを好む自分の周りの仲間たちと
一般的な人々とを区別してしまっていたことに気づかされた
 
 
駅員さんは、さっきまでの仲間たちと
なんの変わりもなく愛をもってあたたかく接してくださったのだ




周りに起こる現象は
すべて自分の意識が創り出している
 

いつ、どんな時も、どこでだって
この合宿で体験した状態を実現していられるようで在りたいと思う

 
 
共にこの貴重な体験を創り上げてくださった皆さん
スタッフとして支えてくださったKenさんマリナさんカヨさん
そして何より義樹さんに


最幸の愛と感謝と言葉にならない想いをこめて




2019年4月24日水曜日

『今とこれから。私と私たち。』からの濃厚な日々


20日は Yoga & Kirtan & トークセッション『今とこれから。私と私たち。』へ



最初にそれぞれの自己紹介からはじまって
なんとなく場がやさしく丸くなった状態で
 
ToshiさんのTriyogaを義樹さんのハルモニウム&声とともに
 
Triyogaは初めてだったのですが
私にとっては眠っている時のような呼吸をしながらの
Yogaという感じで
瞑想的に心地よい時間を過ごさせていただきました
 

その後は
サルーテ尚美ちゃんのご飯
彼女の作り出すお料理の素晴らしさは
これまでにも何度も唸らせられてばかりで

どれもその味を構成しているハーモニーが絶妙で
複雑なように見せかけて実はシンプルだったり

とにかくいつも磨き抜かれた職人技に
感動してばかりなのです


そしてトークセッションへ

“食”や“繋がり”がキーワードになっていたように思うのですが
『今とこれから。私と私たち。』について
それぞれが感じていることや知っていることをシェアし合いました
 
 
“繋がり”については
もちろん身近な家族や友達などについてもそうですが
自然や宇宙、“神様”としか呼びようのないような
大いなる源のチカラとの繋がりについても
 
 
そういった感覚に耳をすませて信頼して行動してみると
自分の考えでは及ばないような枠を外れたところにある
体験ができるというようなこと
 
何かに導かれている
と感じるようなことについてもお話ししました
 
 
私自身がこの日の最後、みんなで感想などシェアする時に
発言させていただいたことは
その場ではうまくまとまっていなかったかもしれないけれど
 
 
“上(宇宙の大いなる力・神様)”と繋がる 導かれる
というような体験は
何か特別な人が特別な修行を積んだのちに
達成して悟る
というようなことではなくて
 
誰しもの内側に生まれる前から死んだ後にも
当たり前に持っているチカラ
  

ただ、それを覆い隠してしまっている
不自然なもの
を、取り払っていくということだけなのだということ


 
そして、食べたものがその人の肉体となるわけですから
食べるものをいかに自然なものにするか
というのはとても重要で
 
野菜などはオーガニックが注目されてきていますが
一般的なスーパーで売られているような
お醤油やみりん、お砂糖など
 
毎日使うような調味料が
どれほど不自然な作り方をしていて
偏ったエネルギーになっているか

気づかないうちに不自然なものをたくさん
取り込んでしまっているということ
 
 
料理というのは
目に見えない力のようなものを
五感で感じられるようにすることにとても適していて
 
私はマクロビオティックの学校に通っていたので
色々な実験的なことも知っているのですが

本当に同じ食材を使っていても

わざと“このやろう”と憎しみを込めてお料理したのと
愛を込めて料理したものとでは

全く味がちがうのです
 

例えば大根をすりおろすのなんかは
きっとわかりやすいのでやってみるといいと思うのですが
 
優しくすりおろすと甘くて
イライラ力任せにすりおろすととても辛いのです
 

そんな風にして
目に見えない力を実感しながら
そこに意識を向けていくことで
 
導かれるような体験が増えていくというようなことでした


 

トークセッションの後の義樹さんのキールタンは
ひときわ美しい響きの空間で
 
それまでの時間がどれほど素晴らしかったかが
あらわれているように感じました
 
 

淡路島ヨガアシュラムの王子Toshiさん
食の魔術師なおみちゃん
愛の伝道師よしきさん

そして、その場に集まったみなさんの
様々な角度からの想いや考えを
色々と聴かせていただいたことで

改めてこれまで自分が漠然と興味を持って
探求してきたことが何を目指していたのか
 
一つにまとまって
これからどうしていきたいのか
などが見えてきたように思います
 

そして導かれて予定してなかったような旅が
展開していく、というお話を聞いた後で
 
急遽翌日のToshiさんのヨガアシュラムの
プレオープンイベントに連れて行ってもらえる流れになり

そして気がついたら
キールタンを捧げさせていただく機会まで!


 
 
そして久しぶりに会ったりえちゃんとお話してみたら
長年イベントなどで良く会うものの
お互い自分とは違ったタイプで話が合わないだろうな
ってなんとなく思っていたのに
 
なんと、昨年の夏頃から今に至るまでの
出来事や、いろいろなことが
あまりにもぴったりリンクしていて
 
 
これがソウルメイト、と言うものなのかな?

と思ってしまうような発見に
お互い驚いてみたり

本当に素晴らしい場所で、作った人の想いがそのまま形になっていて、そして素敵すぎる仲間たちがたくさん集っていました


そんなアシュラムオープニングイベントから

1日空けて23日は
『堀田義樹 声のレッスン インテンシブコース』

義樹さんのボイスワークはいつも
声のことだけじゃなくて
もっと大きなことを学べてしまうのですが
 
この日も、自分自身の声についての新しい発見から
生き方そのものにも繋がっていたり

そして、その場のみんなの声を感じあうことから
みんなとの繋がりを深く感じることができたり


 
ああ、もう、
本当は一つ一つ丁寧に綴っておきたいようなことばかりなのだけれど
次はもうすぐキールタン合宿がやってきて
 
投稿が追いつかないくらい濃厚な日々を
過ごさせていただいています
(よく考えてみるとこれだけのことがたったの4日間だなんて本当に濃厚すぎ…)
 

 
何か、『今とこれから。私と私たち。』の日から
全く新しい人生がスタートしたようにすら
感じています。
 
 
祈っているだけではなく
実際に行動することで、未来を自ら
より美しく描いていこうという義樹さんの想い
 
 
そしてこの機会を実際に実現してくださった
Toshiさん、なおみちゃん、愛ちゃん
参加者の皆さんに感謝するとともに
 
今後もこのような機会が継続されていくことを
楽しみにしています

 


2019年4月14日日曜日

WorldShift stories 〜<わたし>からはじまるあらたな世界


自分自身を変えたい
そして、その変化がもしも
世界の未来をより良くすることのために
少しでも貢献できたなら、、、という想いは
 
誰しも少なからず持っているものではないかなと思います





昨日はmumokutekiで開催された
WorldShift stories ~<わたし>からはじまるあらたな世界~Vol.4
に参加してきました
 

WorldShiftとは持続可能で平和な未来へ向けて、
ひとりひとりが宣言するムーブメントです


どんな世界から?
             どんな方法で?
どんな世界へ?

ということを

3時間ほどの中で
具体的に今自分にシフトできること、したいことを
言葉にして宣言し

その場で同じ意思を持った仲間と
繋がり、相互に助け合いながら
得意分野を活かしあい実現していけるような場でした



最初のミニワークショップの「ピンとくる感覚」を頼りに
写真や言葉が書かれたカードを選び
相手を見つけて語り合う時間は

意識を内側に向けることと
他の参加者さんと話題に困ることなく
打ち解けることができる時間でした



次は「社会を変えよう」とすでに動いている
3人のストーリーテリング

今回の一人目は
会場のmumokuteki hallの管理人であり
(株)ヒューマンフォーラム MEND プロデューサー / 森 クリエイティブディレクターの
ファッション業界でアップサイクル
(単にリサイクルするのでなく、さらに魅力的なものにして再活用すること)
のプロジェクトを始めたことや
社内農園でお米や野菜つくりをされていてそこまでの道のりを話してくださいました


2人目の
Feilang Tseng さんは
見た目のかっこよさや美しさというだけのデザインではなく
それを使う人がどんなものを求めているのか、という視点からデザインしていく
human centered Industrial Designを学ばれた方で

オムロンでの健康機器のデザインディレクションから
今は里山にある古民家に住み
地域の魅力を引きだすソーシャルデザインを行っておられるというストーリーを、、


3人目の
ワールドシフトネットワークジャパン代表理事で
ピースデー・ジャパン共同代表の谷崎 テトラ (テトラ谷崎)さんは

放送作家でもあるということで
イメージを形にして拡散することに長けておられて

ワールドシフトについての説明からマイシフトストーリーまで
エンターテイメントショーみたいにテンポよくお話が展開していくから

実際には地球がこのままでは持続不可能であることを裏付ける
研究結果の数値など、色々と難しいような内容も盛り込まれているにも関わらず

ワクワクした気持ちの状態のままで聞いていられるので
とても納得できり共感できたり
自分も何かやってみよう、という気持ちにさせてもらえるようなお話でした。



そして最後に
WorldShift宣言:ひとりひとり自分のシフトを宣言し

体にやさしい美味しいご飯をいただきながら
交流する時間という流れでした



どんな世界から?
             どんな方法で?
どんな世界へ?

のシートに私が記入したのは


エゴ(分離・個)
                
True SelfOneness

ということでした


もしもこの世界の全てが
私が描いた通りなのだとしたら、、、?
ということを実は最近よく考えていて
 
私が書いた脚本で私という主人公を演じ
登場人物も起こる出来事も
全てが自分が描いた通りのことが
起こっているだけのことに過ぎないとしたら、、、


つまり、true self  本当の私というのは
この物語の主人公を演じている私ではなくて
このストーリーを描いている意識であり
 
だとすればいくらでも
そのストーリーを書き換えることが可能だし
登場人物として出逢う「あなた」
も、私の意識の一部なのだとしたら、、、


もしかしたら誰もが引き受けたくないような
憎まれ役を演じてくれる人は
愛とは何かを教えてくれる
天使のような存在なのかもしれなかったり
 

壊れること、失うことを知る体験が
今、ここに存在することの喜びを
実感するためのものなのかもしれなかったり
 
 
どんな体験も自分が心の底で本当に求めていることのために
起こっているのかもしれなくて
 
もしもそんな仕組みをより深く理解することができたなら
未来をもっと素敵に描いていけるように思うのです


 


どんな方法で?のところは


音楽や歌で

英語がほとんど話せない私にとって
音楽は国境を超えたコミュニケーションツールであり

一緒に歌うことのハーモニーは
まさにひとりひとりのエネルギーが溶け合って
調和すること

だと思うから、、、



きっとどんなことでもよくて
人それぞれここまでの経験が全然違っているのだから

それぞれが生き方についての鮮明なビジョンを持って
ポジティブに実践していけたなら
その結果はきっと持続可能な世界でしか
ありえないはずなのではないかなと思う
 
 
今はテレビやインターネットなど情報や刺激が多すぎて
明確なビジョン
というのを持つことが難しいけれど、、、
 
 
毎日瞑想など
自分の内側深くに意識を向けてリセットしながら

ワクワク や ピンとくる感覚に加えて
 
私は なんとなく 腑に落ちるような感覚 
というのをとても大事にしていて
 
 
自分の真ん中にストンとしっくりはまる
というような感覚なのだけれど

これに従って行動してみると
後からこういうことだったのか
としみじみわかるような出来事が起こりやすくて
おすすめなのです






こんな感覚主体の生き方をしている私なので
今日の体験は
一般的に多くの人にとてもわかりやすく
実際に行動に移しやすいガイダンスのようなものが
世界に広まりつつあるなんて素敵だな

と、とても勉強になった機会でした


そういえば、最後の帰り際に
ロクローさんとお話した時に
男性性の社会から女性性の社会へ

というお話もしたのでした
きっとすでにそのように変化していってるところなのだと
感じています

 

出会えた皆さんと
この機会に感謝を込めて

次回、京都での開催は713日だそうです
 

WorldShift について
詳しくはこちらをご覧ください


2019年3月26日火曜日

Invitation To Freedom ~Moojiが与えてくれた光~


頭で理解するのと直接体験するのとは
あまりにも違っていて
 
こういうことだったのか!と本当の意味で体験してみてから
これまで頭で理解した ”つもり” だったのだ、と気づく
 
 
わたしはどれほど長い間
瞑想しよう、とし続けてきたことか

どれほど長い間
安心できる場所を探し続けてきたことか
 
 
それは、するものでも
到達できるものでも無かった
 
 
それは自分自身の内側奥深くに
あたりまえにいつでも見守ってくれてるみたいにそこにあり続けて
 
それでいてそこには何もない
 
 
その源の純粋な存在は
至福ですらもない
 
それすらも超越していて
そこから一歩はみ出した時にしか
それは至福だった、と認識できないような
 
 
それはあらゆる二元性を超えたところ
 
 
ああ、どんなに言葉を重ねたって
言い表すことができない故に 
 
遠い遠い昔に忘れ去ってしまっていたこの感覚
 
 
それを直接体験させてくれたこの機会
 
 
会場内は撮影禁止だったので公式ホームページの写真を掲載させていただいています




2月の13日から310日まで
インドのリシケシで開催された
Open Satsang with Moojiに2月の23日から参加してきました
  

サットサングとはヒンディー語で
Sat=究極の存在・真理 Sang=共に居ること、集まり 融合する
という2つの言葉を合わせたもので
 
究極の存在と共に居ること “といったような意味で
 
聖者や賢者と呼ばれる、高尚な人々(サードゥー、出家者など)と共に過ごし、その教えを授かるような場をあらわす意味で使われています。 


Moojiは
真我の探求(Self-enquiry)を推奨したインドの聖者ラマナ・マハルシの
弟子のひとりの、パパジと呼ばれるH. W. L. Poonjaの弟子で
 
サットサングを通して無限の真我の状態を
直接体験するべく導いてくださるような存在です
 
世界中からたくさんの人が集まっていました
 
一体何人の人が集まっていたのだろう
1,000人は軽く超えているような会場で
 
 
英語がほとんど話せないような私は
きっとただの1参加者として
そのような場をただ体感するだけの旅になるのだろうと思っていたけれど
 
 
想像できなかったほどあまりにも素晴らしく
濃厚な体験をさせていただいて
 
帰ってからもう2週間も経つというのに
今だにときおりむせび泣いたり
放心状態になってしまったりしている
 
 
会場はリシケシのガンガの近くのアシュラム
 
 
世界中のさまざまな経典や教えは
結局は同じようなこと
 
全てはマインドが創り出した幻想であり
私たちの本質は何も無い
無限に自由で幸福な存在である
 
ということを様々な道筋で
示しているように思う
 

それはあまりにシンプルすぎて
説明することが難しい
言葉を超えたところ
 
 
頭で理解しようとすればするほど
遠ざかってしまう
 

 
そのようなことを、直接体験することで
感覚として理解させてくれるというのが
 
 
Moojiの素晴らしいところだと私は感じています




 
 
Youtubeに日本語の訳をつけてくださってあるものも
たくさんアップされていて
(最近のはあまりないのだけれど Mooji 日本語 で検索してみてください)
 
 
それを片っ端から見終わってから
MoojiPapaji、ラマナ・マハルシと本を読み 
 
 
同じくPapajiの弟子の一人の
ニーラジャさんが来日された時の瞑想会に参加して

 
直接体感する、ということの大切さを実感して
インドにMoojiに会いに行く、と決めた
 

そして、実際に行ってみて
この体験は、素晴らしかった、なんて言葉で
表すことさえもったいないようなものだった、、、
 

 
 
直感的に
今まで探し求めていたことの答えが全てここにあって
もう、何も探さなくていいし
何の努力も必要なくて
 
ただ、静かに安心してこの状態を
確立することだけなのだと感じた

バジャン(キールタン)もとても素晴らしかった
 
 
これまでに、ときどきふと、
これは、何かおかしな宗教の妄信的な信者
のような状態なのではないのか、、、
 
 
などと、全てを疑ってみたりもしたけれど
 
 
それでも、やっぱり間違ってない、と
確信できたのは
 
 
どんな辛い時や不安定な時も
彼の声を聞いていると
不思議なくらいぐっすりと眠れる、ということ
 
 
そして、現地で驚いたのは子供が彼から離れたがらなかったり
Satsangという場であるにも関わらず
 
まだ、話の半分も理解できそうにないような小さな子供が
なぜか大人しくその場に座ってじっと耳を傾けていて
 
 
それが外の広い空間で走り回ろうと思えば
いくらでも簡単に抜け出せるような会場だったのにも
関わらず、だったのだ
  
 
そのことが、その場のバイブレーションが
いかに純粋で心地よいか、ということを証明しているようにも
感じられた
 
 
アシュラムの近くのローカルなお店にたくさんお世話になった。

理屈ではなく
あらゆる感情を超えたようなところにあるものが
なんどもこみ上げては涙が溢れた
 
 
その場に到着した瞬間から
そして帰ってきて随分たった今でも
 
 
まだ、それがどういう意味なのかもよくわからないままに
その感覚は何度もやってくる
 
まるで固く滞っていた心身が
少しずつほどけては外に流れ出すかのように、、、 
 
 
 
 
本当は3月3日の夕方には帰路につく予定だった
もちろんそこまででも十分自分自身の学びは深まったのだけれど
 
 
だけど、これをどうしても少しでも日本のみんなにも伝えたい
って思ったら
どうしてもあと1週間、最後まで残らなければと感じた
 
 
  
そうしたら、ちゃんと導かれるように機会は訪れた
 

宿の奥さん(日本人)にハルモニウムをお借りして練習させていただくこともできた


初日のSatsangを終えて
昼食にアシュラムの近くのお店でターリーをいただいていると
 
「どこから来たの?」と(英語で)
声をかけてくださった
シンガポール人のジャスミンさん
 
 
右も左も良くわかってなさそうな私を見かねてか
本当に良くしてくださって
 
詳しくは良く分からないのだけれど
おそらく古くからスタッフとして関わっていらした方なのだろう
中心的なメンバーともとても親しくしておられて
 
 
アジア系の人を見かけると声をかけて
みんなが少しでもMoojiとの接点を持てるように
  
母親のように色々と世話をしてくださっていた
 
 
夕食も、私たちのホテルでみんなで作って食べているから
いつでも来なさいと誘ってくださったり

宿泊したゲストハウスの部屋には美しいクリシュナが
スタッフしか入れないアシュラムでのMoojiとのランチ会にも
2度も入れていただいて
(食後のミーティングは結局また
いつでもSatsangが行われているのでした)


その2回目のとき
たぶん、もうこんなに近くにいさせていただけるのは
これが最後の機会だとわかっていた 
 
 
もう、今しかないと必死だった
ジャスミンさんも私がMoojiに直接話しかけられるように
手招いてくださって
 
このまま帰るわけにはいかない
勇気をふりしぼって彼の座る前に行き
 
 
「 私は英語がほとんど話せません
私にはバイブレーションを感じることだけです
だから、あなたに歌を歌ってもいいですか?
あなたが(あなたの師である)パパジにそうしたように」

と夢中で合ってるのかわからない英語で語りかけると
スタッフの方からマイクが渡された
 
もう、声がどうなっちゃってるのかもよくわからないくらい
必死で
だけど周りの皆さんも一緒に歌ってくれて
 
 
Moojiは目にうっすらと涙を浮かべながら
私の手を握って
その間ずっと見つめてくださっていた
 
 
きっとパパジに歌った時のことを
思い出していたのかな

  
そのあとHugをしてもらいながら
大きく2回
一緒に深呼吸した
 
 
この時
膨大なエネルギーが私に流れ込んで
 
 
そのあと、今までの人生で最大級に号泣した



 
 
これを書いている今もまた号泣してしまうのだけれど
それはしみじみと歓びの涙が溢れると言うようなものでなくて
突然咽び泣くように大きな塊がこみ上げてくるのだ 

 
 
それはまるで何万年もの間、何百回も生まれ変わりながら
そうと気づくことすらないままに さまよい続けてきた魂が
 
ようやく、遂に探し求め続けていた故郷にたどり着き
わたし以上にわたしを理解しつくしてくれているような
最愛のひとと抱擁する瞬間
 
 
というのが
きっと言葉で表せる
一番近いたとえ

なんだろうと思う
 
 
ミーティング、という名のSatsang
 
今はまだ、少しずつだけれど
この体験を少しでもシェアしていけるように
 
準備をしています
 
 
毎日 私の中で
新しい感覚が根付いてゆくのを感じながら、、、。


(英語の翻訳で協力していただける方を探しています。
 興味を持っていただける方はご連絡ください)

マハー̪シヴァラートリーの破壊のパワーはすごかった、、私にとって革命